〜留守絵〜 <誰が袖屏風>あなたが「いき」に「粋(すい)」に。
アコヤ真珠越し物は養殖期間二年の歳月を経て、冬に浜揚げをする。
海水の温度が下がると真珠層の巻きが遅くなるが、その分、巻きが緻密になって、 この時期、真珠が一番美しくなる。
「真珠の蔵」には、真珠の化粧直しのような、化粧巻きと呼んでいる最高の宝石が存在する。
豊饒な海があり、 美しい真珠があること。
それが日本の原風景なのだから。
日本人が真珠養殖を発明して130年。
時代を江戸時代までバック・フューチャーしてみる。
衣桁に着物がかかっているだけで、人物はいない。
だれの袖だろうと想像するから<誰が袖屏風>その別名が〜留守絵〜 人物は期待感の中にたしかに存在する。
しかしいまは留守です。
けれど誰かが身につけていた肌身まで感じさせるような袖を掛けているという〜留守絵〜 色も香りもうしろ姿や弥生尽(与謝野蕪村) もう三月も終わりだなあ。
後ろ姿ですから、色も香りも去っていく。
季節が去っていくのは当然だが。
それを人間にたとえて、後ろ姿となって背中を見せている。
平安時代に蕪村は、 その背中に色も香りもあるというわけです。
誰ための低きまくらぞ春の暮れ(与謝野蕪村) 低い枕がある、これは誰のための枕だろう春の終わりよ、という句です。
低い枕とは髷を解いた女性を連想する。
そこには色香が漂います。
真珠を見つめていると、 漂う色香はどぎつい色ではない。
あぁ晩春だなあというわけです。
その後、江戸文化は「いき」や「粋(すい)」の文化をつくりあげました。
「いき」や「粋(すい)」は何ですかと問われても、目に見えないし絵にも描けません。
「いき」な姿が表立ったものであるのに対して、 「粋(すい)」は表にあるのではなくて裏にありそうです。
日本人は着物や羽織の裏地に凝る。
ちらりと裏がのぞくと、鮮やかな紅色だったり、花色木綿だったりする。
花色は縹色、露草は水色です。
これこそが平安時代に達成した日本の美意識を引き継いでいる、江戸の美学だと思います。
「江戸の美学」日本の美意識をしっかりと引き継いでいるように思えてならない。
【そして、今日の真珠】アコヤ真珠越し物<Top quality> 息を整え。
目を開け。
魂の目を開け。
未だ光は訪れなくても、 はっきりと見える。
今日の続きではない明日が。
親から子へと受け継がれる「海の宝石」。
あなたが「いき」に「粋(すい)」に。
〜留守絵〜<誰が袖屏風>のように。
<Top quality>を<Laxury>に<Elegance>に<Its Beauty>に。
●アコヤ真珠越し物<Top quality>9-9.5mm Necklace&9.5-10mmペア K14WG ピアス ポスト0.75mm 直結 or SVイヤリングネジバネ直結 CL:SV 残り玉はお渡しします。
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